読書の春と夏と秋と冬

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 ごきげんよう、みーです。

ジェイムズ・ジョイスの『ユリシーズ』を、「ユリシリーズ」だと思っていました。
ユリシリーズだとレズものの長編小説集みたいですね。

アリストテレスの『形而上学』を、「けいじょうじがく」だと思っていました。
ずっとプラトン派だったせいです。

ドストエフスキーの『カマラーゾフの兄弟』は、「カラマーゾフの兄弟」だと思っていました。絡まっている兄弟みたいですね。タコかな。

読書家の同僚と、今、何の本を読んでいるかについて話をしていたところ、タイトルの言い間違えを指摘され、気付きました。

「難しそうな本を読んでて、すごいでしょー。」と得意気に同僚に語っていた、あの頃の私を返して欲しいくらいの恥ずかしさです。

母親は、『銭天堂』を、「任天堂」と言っていました。
間違えていることを、教えない方が面白いかと思い、そっとしておきました。
言い間違えするのは、遺伝ですね。

ちなみに、『カラマーゾフの兄弟』は、意外と読みやすいことに驚きながらも1巻の途中でストップしています。
『ユリシーズ』は、章によって文体が異なる不思議さを味わう以前にストップしています。

☆ 変な本の読み方 ☆

 本の読み方が変だと、よく言われます。
私の3パターンの読書法を、ご紹介します。

① ノウハウ本や自己啓発本、研究書

目次から本文へと順番に読まないです。
まず、目次を読みます。

目次を見てタイトルから面白そうな章や知りたい事が書いてありそうなページに飛びます。

これは、大学時代に毎週レポートを提出しなければいけなかった時に身に付いた技です。
レポートを書くために、一週間で何冊も研究書を読んでいられないので、目次を見て、レポート書く時に使えそうな部分だけ読んでいました。

② 小説

小説の場合、目次がないので困ります。

最初の方を少し読んだら、最後の方を読みます。
文章の基本は、起承転結かなと思い、最初と最後だけを、とりあえず読めばいいかなという感じです。

特に登場人物の中に死ぬ人がいるのなら、先に知っておきます。
小説を読みながら、泣きたくないからです。

推理小説は読まないけれど、もし読んだら最初に犯人を知っておきます。
小説を読みながら、ドキドキハラハラしたくないからです。 

犯人を知った上で前の方に戻って、「あ、コイツ、犯人だよなー。」と思いながら読みます。

③ 絵本や写真集

最近から最後まで順番に見ます。

『カラマーゾフの兄弟』と『ユリシーズ』も、②の読書法で読もうとしましたが、ますますワケが分からなくなったので、断念しました。

☆ 速読について ☆

速読できたら、短時間で本がたくさん読めて、どんなにいいだろうと思います。

昔、速読を練習していた時期があります。

どんな練習かというと、確か
○ 本のページを一定のリズムで素早くめくる。
○ ページをめくる際、本に書いてある大切そうな部分に注目し、覚えておく。
○ 本に出てくる言葉が分からなくても、とりあえず気にせず読み進める。(分からない言葉とかは、事前に調べておいたりすると良さそうです。)
という感じだったかと思います。

速読は諦めましたが、私には夢があります。
それは、穏やかなおばあちゃんになって、猫を膝に乗せて、お日様が当たる縁側で、1日気ままに読書することです。

夢に備えて、歳を取っても読みやすいように活字が大きい本を、せっせと積む日々を過ごしています。

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