ごきげんよう、みーです。
娘がまだ3歳くらいの時です。
その日は、(娘の)パパチの誕生日だったので私も仕事を休んで、お出かけすることにしました。
まずは、少し遊ぼうということで、近くの公園へ行きました。
その公園には、子供10人くらいが並んで滑れるくらい大きな滑り台がありました。
滑り台の素材は、なんでしょう、石?もしくはコンクリート?笑
公園へ到着後3分、大きな滑り台で滑ろうと一歩踏み出した瞬間、娘は転び、滑り台の角に頭をぶつけました。
娘は泣きませんでした。
「予防注射でも泣いたことがないし、痛みに強いのか。良かった良かった。さて、気を取り直して遊ぼう。」とは、問屋が卸しませんでした。
みるみるうちに、オデコと頭の辺が腫れてしまいました。
ヒトのオデコって、こんなに膨らむんだねと感心するくらいの腫れようです。
なんだか、遊んでいる場合ではない気がして、
急いで近くの大きい病院の救急センターへ連れて行きました。
病院で受付を済ませ、順番待ちしている時に「頭を派手にぶつけたから、きっと脳出血してるんだろうな。障害者になってしまうのか。育てるの大変だろうな。仕事辞めなきゃいけないかな。」などと考えていました。
娘には、立っちが出来た時点でヘッドギアを付けさせて、転んでも床に頭をぶつけないように気を付けていました。
母親には、「新興宗教の洗脳ヘルメットみたいだから、やめなさい。」と言われても、やめなかったくらい頭の怪我には気を付けていました。
「それなのに、あっけなく頭を損傷してしまうなんて。」としょんぼりしていました。
一方、パパチは、かなり冷静でした。
特に心配している様子もないし、慌てる様子もないし、「さすが、脳科学の研究者。猿の脳ミソ調べまくっている人は違うなぁ。」と尊敬しました。
後からパパチに聞いたら、態度には表れていなかったけれど、内心はビビっていたみたいです。
「俺史上初の最悪の誕生日になるかと思って焦ったぜ〜。」と言っていました。
娘が診察される順番になり、緊張がピークになりました。
「先生、この子は脳をやられていますか?」とかなんとか、何を質問したかは忘れてしまいましたが、先生に言われた次の言葉は、覚えています。
「何か食べさせてみて下さい。おにぎりとかなんでもいいです。で、しばらく様子を見てください。もし、食べた物を吐いたら、また来てください。脳に損傷があるか精密検査します。」

早速、近くのコンビニでおにぎりとリンゴジュースを買いました。
おにぎりを娘に渡す、娘、食べる。
おかわり?
おにぎりを娘に渡す、娘、食べる。
え?おかわり?
おにぎりを娘に渡す、娘、食べる。
リンゴジュースも飲む。
すごい勢いで飲むね。
娘、完食。
準備万端だ、様子を見るぞ。
何時間くらい様子を見たか忘れましたが、全く吐きませんでした。
変な様子もありませんでした。
元々、その日は、星乃珈琲店へ行く予定だったので行きました。
星乃珈琲店の窯焼きふわふわスフレドリアとミートソーススパゲッティと窯焼きスフレパンケーキを注文したのだけれど、娘も食べていたような気がします。
タンコブよりも食いっぷりの方が、段々気になっていきました。
この一連の出来事は、ナポレオンフィッシュ事件として「懐かしいね〜。」と話し継がれています。
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