ごきげんよう、みーです。
娘の通っている中学校には、「読書の時間」があるそうです。
自分の好きな本を持ってきて、読書する時間らしいです。
「もう読む本がないから本屋さんに行きたい。」と娘に言われ、
ついに読書するようになってくれたのね(嬉)と意気揚々と本屋さんへ向かいました。
☆ 中学生の時に読んでいた本 ☆
本屋に着き「どんな本読みたいの?ジャンルは?」と娘に聞くと、
「読みたい本とか無い。ママチが選んだ本読むよ。」と言われました。
読みたい本が無いとは一体どういうことか、読みたい本が常にある私には理解できません。
私が中学生の時は、村上龍をよく読んでいました。
学校帰りに図書館に寄ってまで読んでいました。
お嬢様学校に通っていたので、村上龍の小説が自分の世界とはまるで別世界で、面白かったです。
特にセクシーな場面を、熱心に読んでいました(笑)
その頃、W杯で中田英寿が活躍していました。
中田英寿編集の『アッカ!!』という雑誌まで発売されていました。
もちろん、W杯のにわかファンだった私は、『アッカ!!』をゲット。
確か、村上龍の『愛と幻想のファシズム』を愛読していると書いてあり、勝手に中田英寿に親近感を持っていました。
サッカー選手との親近感まで抱かせてしまう、そんな読書なのに、
読みたい本が無いとは、どういうことか分かりません。
☆ 人に選んでもらった本を読むかどうか ☆
「読書の時間」に読む本が見つかると、買ってすぐに帰ろうとする娘。
おいおい、お待ちなさいよ、と。
私なんて、ブックファーストなら1時間半、蔦屋書店なら3時間はいられます。
「読書の時間」に読むように、娘に選んだ本は、星新一の短編集です。
読みやすいし、短編集なので「読書の時間」にちょうど読み終わるボリュームかと思い、選んでみました。
ところが、「ママチが選んだ本読む。」と言ったくせに読んでくれません。
更に、「ママチが本を買っているのは、よく見るけど、本を読んでいる姿は見たことがない。」などと鋭いことを指摘してきました。

親が選んだ本とか親が好きな本は、読まない気がします。
私もそうでしたから。
反抗期とも重なり家族が読んでいる本なんて絶対に読まなかったし、興味も無かったです。
母親は、ノンフィクションの歴史もの。特に世界史が好き。
祖母は、山村美沙や西村京太郎、宮部みゆきなどミステリー好き。
祖父は、常に小ムヅカシイ本を読んでいて、文藝春秋を隙あらば愛読していました。
「読書の時間」に読む本がないことを、娘のパパに相談したところ、
おすすめの本を送るとのこと。
☆ 論語と算盤 孔子と渋沢栄一と星新一 ☆
届いた本
『論語』『渋沢栄一の論語と算盤』『渋沢栄一著 現代語訳 論語と算盤』
本の中には、
○ 「父母は唯だ其の疾まいを之れ憂う。」
意味 父母には、病気以外のことで心配をかけてはいけない。
○ 「今の孝なる者は、是れを能く養うと謂う。犬馬に至るまで、皆な能く養うこと有り。敬せずんば、何を以て別たんや。」
意味 今の孝行とは、親を養うこととするが、ただ養うだけで、尊敬の心がないと、犬や馬を養うのと変わりなくなってしまうよ。
など、有難いお言葉がたくさん載っている本が、届きました。
「子曰く」から始まらない格言もあったんですね(笑)
高校時代に倫理の授業で勉強したけれど、何一つ覚えていない論語。
久々に見ました「子曰く」ってフレーズ。
いや、論語と比べたら、私が選んだホシシン(星新一略してホシシン)を読むでしょーと思いながら、娘がどちらの本を選択するか見ていたら、論語を選択していました。
孔子with渋沢栄一を選択し、娘の読書人生「初めの第一歩」を踏み出したということで良しとしたいと思います。
完読するといいです。
そして、論語に影響された娘が、「ベットの上の散らかっている洋服や部屋に散らばっている消しゴムのカスとかを掃除してくれるようになるといいな。」と3ミリくらい期待しています。
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